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2023年 4月 1日 やる気がでない。(東京大学理科一類)

ごきげんよう、ふじいです。

勉強に向かおうとする人々が必ずと言っていいほどぶつかる悩み:やる気がでない。襲い掛かる「やらなきゃいけないこと」。誘惑する布団。お菓子。いや待て、鉛筆が私を握ってくれと泣いている。あれ、あの子からLINE返ってきたかな。やっぱりスマホってなんだかんだ楽しい。青い鳥は時間を喰らっていきます。あー。やる気が出ない。

やる気がでない。万民の悩みです。やらなきゃいけないことがある人間はたくさんいます。人間はタスクを消化する生き物です。ただ、そのモチベーションが足りてない人がその中にはたくさんいます。そうやってやる気の壁にぶつかっていくのです。

じゃあ、どうしたらやる気が出るのか。

まず大切なのは誘惑を断つことでしょう。スマホという海苔状の利器は、使い方を誤ると時間を殺めてしまいます。そうやって時間を浪費してしまった経験、みなさんにもきっとあるでしょう。こいつへの対処法をまず考えねばなりません。おすすめなのは、スマホで勉強時間を図ることです。スマホを開くと勉強しろとタイマーが圧をかけてくるので、自ずと勉強をするようになります。そのほかのあまたの誘惑も上手に断つことが大事です。うわ、無責任な書き方しちゃったごめんなさい。でも、敵はケースバイケースです。

でもそれ以上に大事なのが、やる気自体を引き立てることです。やる気を削ぐ“誘惑”がなくなったとしても、そもそものやる気がなくては元も子もありません。どうやったら湧いてくるものなのでしょうか。成因は外的なものと内的なものがあるでしょう。

外的なもの。例えば受験が迫ってきたらやる気は出ます。やらないといけないから。模試で何点くらいと取らねば。じゃあやらなきゃ。まるで〆切に追われる文豪の気分です。でもこれってなんだかんだ一番効果的というか、〆切に追われて頑張ることってなんだか人間の本質みたいなものを具現化しているような気がします(大学生になったらこのことをより実感することになるでしょう)。だから、計画を立てることってとても大事なんです。大きな外因を小さな外因に分割して、やる気を少しずつ絞り出していくのです。ホイップクリームみたいな感じ。そのうちショートケーキくらいのパワーを出せるようになります。

内的なもの。この勉強をやったらこんなことがわかる。こんなことが出来る。それを積み重ねていくことってとても素敵です。学問の本質って、そうやって少しずつ自分を豊かにしていく作業なのではないかと思うのです。自分をCultivateする作業を欲したとき、内からみるみるやる気が湧くでしょう。要するに、勉強を楽しむということです。好きな科目はとことん楽しんでください。苦手な科目は何でそんなことを勉強するのか、相手の動向を伺ってみましょう。何らかの魅力があって学問として成立しているわけですから、いいところがあるに違いありません。受験って短いようで長いので、楽しいところを見出せた人がとても強いのです。

いやいやもっと速攻薬的なものはないのか、と問う声が聞こえてきました。(もちろん先に述べたことも考えてほしいのですが)そういう人は少しでも机に向かおうとすることです。とりあえず初めてみること。そうすれば少しはやる気に繋がります。逆に机に向かわなくてはやる気は出てきません。やり始めたらやる気が出てきた、なんてことはたくさんあります。初めの一歩を踏み出しましょう。

頑張りたいあなたが、少しでも達成感を得られますように。