担任助手を通じて学んだこと(早稲田大学政治経済学部4年) | 東進ハイスクール たまプラーザ校 大学受験の予備校・塾|神奈川県

東進ハイスクール たまプラーザ校 » 未分類 » 担任助手を通じて学んだこと(早稲田大学政治経済学部4年)

2021年 3月 22日 担任助手を通じて学んだこと(早稲田大学政治経済学部4年)

 

こんにちは! 

今回のブログはこの私、樗木が担当します。

今回の本題に入る前に、最近あった良いニュースを一つ皆さんにも共有させてください。

なんと、、、

なんと、、、

大学卒業が確定しました!!!

だいぶ苦戦しましたが、卒業論文も無事に提出できたので、一安心です。

そして、大学卒業と同時に東進ハイスクールたまプラーザ校の担任助手も卒業することも決まりました。

担任助手として4年間勤めてきたたまプラーザ校を去るのは非常に寂しい気持ちでいっぱいですが、4年間様々な経験を積む機会を頂けたことを本当に感謝しています。

さて、湿っぽい話はここまでにして、今回のブログの本題です。

私にとって最後のブログということもあり、今回は私が大学生活4年間で学んだことを以下の3つに絞って共有したいと思います。

①大学生活は自分次第

②これからは何事も情報戦

③夢は降ってこない、見つけるもの

 

 

 

 

①大学生活は自分次第

東進で皆さんは大学受験のための勉強をしていると思います。今勉強しているのは、目標としている大学に通うため。これは間違いないでしょう。

それでは、だいぶ先にはなりますが、大学受験を無事に終えて、大学に入学したあとの生活について皆さんは想像出来ていますか?  大学生活について話を聞いたりしたことはあると思いますが、自分が通う姿を想像するのは正直難しいですよね。

ここで、4年前に早稲田大学に入学した無垢で純粋な青年、ちしゃきくんの例を挙げたいと思います。

彼は大学受験を終えて、一種の燃え尽き症候群になっていました。大学の入学式を迎えても、自分の第一志望の大学ではなかったこともあり、サークルの新歓なども積極的に顔を出したりせず、ダラダラと過ごしてしまいました。

その後、ちしゃきくんは幾つかのサークルに所属するも、あまり楽しみを見いだせず、短期留学や長期インターンなどを経験しつつ、東進の担任助手という仕事にのめり込んでいき、大学生活を終えることになりましたとさ。おしまい。

さて、ここで皆さんに問いたいのは、ちしゃきくんの大学生活に対してどのように感じたのかということです。

大学生ならサークル入らないと! いや、大学生でもしっかり勉強を続けていきたい! 大学生だからこそ、沢山時間があるから旅行とか行きたい!など、様々な考えがあると思います。

勘違いして欲しくないのは、ちしゃきくんはこの大学生活に大満足だったという事です。やりたいことをやれたそうです。

改めてお伝えすると、大学生の時期はこれまでの人生の中で最も自由度の高い期間でした。時間が沢山あり、選択肢も沢山あり、何をするかは自分次第。そう、大学生活は自分次第なんですね。

バイタリティ溢れている人は沢山行動すればよいし、ゆったりとした時間が好きな人は気ままに暮らせば良いと思います。

今回のブログで私がどうしてこの話を伝えたいのかというと、東進に大学受験の合格がゴールなってしまう人が多いのが気になっているからです。

大学受験は自己実現の入口であって、ゴールではありません。

高校生までは与えられることが多かったと思いますが、大学生になったら勝ち取らないといけません。

大学生になるためには、大学の入試で合格しなければなりませんが、充実した大学生になるためには、大学の入試で合格するだけでなく、大学でやりたいことを見つけ、自分の時間を割く必要があります。

だからこそ、皆さんには今のうちから、大学生になってから役立つ「思考力」を鍛えておいてほしいです。ここで挙げた「思考力」とは、自分で考える力のことです。この力は受験勉強でも養えると思います。これから受験勉強でも大学生活でもたくさんの情報に触れる機会があるので、その情報をどのように分析し、どのように自分の考えや行動につなげていくのかという部分で思考力が鍛えられるでしょう。

 

②これからは何事も情報戦

①の中でも話しましたが、これから皆さんは沢山の情報に触れる機会が増えてくると思います。受験情報も大学の情報もインターネットで検索したら山ほど出てきますし、予備校や高校からはたくさん情報を提供されると思います。

これまた大学を健全に卒業しようとしているちしゃきくんに聞いたところ、大学生活でも情報がかなり重要だということが分かりました。特に、成績に関わる授業のテストや就職活動は情報を持っている人が圧倒的に優位だった印象があるそうです。

これはすなわち、何事も情報を持つ人が優位に立つことを表していると思います。大学の成績も就職活動も皆さんにとって非常に大事なことでしょう。大事なことほど、持っている情報の量によって成果が左右されてしまうのは一見不公平に感じられるかも知れませんが、それが現実です。

受験勉強でも大学生活でも情報収集は必ず継続的に実施していきましょう。

一つだけ注意していただきたいのは、情報に踊らされないようにしてほしいということです。たくさん情報を集めると、その分判断材料が増えていいことかもしれませんが、何が正しくて何が間違っているか判断するのが難しくもなります。

客観的な事実ならば誰から見ても同じような解釈がされると思いますが、何かに対する印象や感情など主観的な要素が含まれることは要注意です。

分かりにくい説明になってしまったので、一つ例を挙げてみます。

私はドクターペッパーという癖のある飲み物が大好きで愛飲していますが、嫌いな人も沢山いるみたいです。ドクターペッパーが炭酸飲料水であることは客観的な事実で間違いないですが、ドクターペッパーを美味しいと感じるかどうかは個人の感性に依存します。

皆さんには自分の価値観を判断基準として確立し、情報リテラシーを鍛え上げてほしいです。情報に踊らされるのではなく、情報を活用して、自分のやりたいことや目標の実現に取り組んでください。

 

 

③夢は降ってこない、見つけるもの

最後に、非常に私らしからぬ熱いテーマで話したいと思います。

今、東進生の皆さんは、大学受験を中間目標にして、大学やその先の夢を叶えようという話を聞く機会が多いと思います。これに対して私は非常に共感しています。実際、私は高校生の頃に夢や志などは全くなく、少し興味があった学問を考慮して進学先を決めました。私がこれまで携わってきた担当生の中でも、高校生の時点で明確な夢や志を持っていた人は非常に少なかった印象があります。

私はそれが普通だと思っていましたし、大学生になって色々活動しているうちに見つかると信じて、大学生活を謳歌していました。

そんな私が壁にぶつかったのは大学3年生になり、就職活動を始めた時期でした。就職活動では自己分析という形で自分のやりたいことや自分がどんな人なのかを深く追及していくことは求められます。大学生活を自分なりに楽しく活動的に過ごしたつもりですが、私には将来やりたいことも実現したいことも何もありませんでした。

本当にあった怖い話です。

今、大学4年生となり、就職先も決まり、この春から社会人に私はなります。実際に、社会人として頑張ろうというモチベーションは非常に高く持っていますが、社会人として何を成し遂げたいとかどんなひとになりたいかなどは全く見えていません。この状態がいつまで続くのか分からず、私はとても不安です。

大学生活を過ごしていくと勝手に夢や志は見つかると思っていましたが、どうやら違うみたいです。

だから、皆さんもやりたいことや夢を見つけるため、常に情報のアンテナを立てておくようにしてほしいです。自分の取り組んでいることにゴールがないと苦しくなっていくと思います。受験勉強でも、高3の最後には合格か不合格という形で一区切りになります。やりたいことや夢は待っていても降っては来ません。自分から探しに行くことが重要だと心から思います。

 

 

最後にブログなので長くなってしまいました。ここまで読んでくれた方が幸せになることを切に願っております。

ここまでたくさんの生徒と関わり、私自身も成長させていただきました。とても感謝しております。

 

東進ハイスクールたまプラーザ校は魅力あふれる素敵な雰囲気の校舎です。まだ足を運んだことが無い人は、是非お越しいただきたいです。

そして、既にたまプラーザ校に通っている東進生の皆さん、まずは大学受験が大きなターニングポイントになることでしょう。皆さんのこれからの活躍を楽しみにしています。

 

ありがとうございました。

 

樗木大祐