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2021年 2月 19日 模試の使い方(東京工業大学理学院)
おっすおっす, 播田實です<( ‘ω^ )⌒☆
新高校3年生のみなさん, 共通テスト同日から1ヶ月近く経ちましたが, 学習は順調に進んでいますか?計画通りに進んでいないと後で非常に苦しくなるので, 順調じゃないなぁ…という人はすぐに計画を立て直して, 自分の首を絞めないようにしましょう.
さて, 共通テスト同日と言えば, まさかいないとは思いますが, まだ解き直しや復習をしていないという人, いませんよね?もしいたらすぐに取り掛かってください. (満点だったので復習の必要ないです〜っていう人は別ですが…) 基本的に模試を受けたら解き直しと復習をするようにしましょう. 模試を受験するということは, 解き直しや復習をすることまで含みます. 模試は学力を測るためだけのものではありません. 学力を伸ばす最高のきっかけです. もちろん結果を見て嬉しくなったり悲しくなったりするとは思いますが, はっきり言ってそんな時間は無駄です. 何ができて何ができなかったのか, どうできなかったのか, 自分の出した結果をよく分析してください. 僕たちもみなさんの結果を見て面談などをしますが, 自分の結果なんですから, 自分でできるところまで分析するようにしてください. それができるようになると, 模試に対する認識が「ただ学力を測るものさし」から「学力を伸ばすためのツール」へと変化すると思います. 具体的には, 数2Bの数列で等比数列の和の定義が曖昧で間違えてしまった場合, 復習なしの人なら次の模試でも同じことをします. しかし, なぜ間違えてしまったのか, ということまで考えた人は, 定義が曖昧だった, という事実に気づいて基本事項を再び頭に入れようとします. この人が次回も同じミスをすることはほぼ考えられないですよね. 具体例が単純すぎるとか, 自分は数学を使わないからわからないとか, 人によって言いたいことはあるかもしれませんが, 復習しない理由など, 復習がいらないくらい良くできた, つまり満点を取った, ということしかありません. 多くの人は満点を取っていないと思いますから, 復習の余地はあるはずです. できたところがなぜできたのか, というところまで考えられるとさらに学力を伸ばせると思います.
模試の結果で一喜一憂するのは無駄(意訳)みたいなことを上で書いていますが, 結果を見るなと言いたいわけではないので気をつけてくださいね. 点数, 偏差値, 判定などを見て, それを受け止めて, それから今後どうするべきかを知るために結果を詳細に分析してください. 実際に本気で模試を分析してみると, 1回の模試で得られるものって本当に多いんですよね. 今はまだ何を得られるかすらわからないもの, たとえば全範囲の学習が終わっていない選択科目は, 模試の問題と解答解説を大切に取っておいてください. 学習が終わり次第, 力試しに解いてみるなど, 今ではなくこれから得るものだってあります. 特にこの時期はまだそういった科目が多いと思うので, このような活用法もあるんだ, ということを知っておいてくださいね.
共通テストは今回が初回でした. 結果だけでなく, 問題についてもセンター試験との違いや類似点など, 見るべきポイントは多いと思います. 模試の活用法をさっさと確立して, 模試が大好きになった状態で受験生に慣れると最高ですね!
以上, 読んでくださりありがとうございました\(^o^)/