ブログ
2021年 6月 29日 研究職???(東京工業大学理学院)
おっすおっす, 播田實です<( ‘ω^ )⌒☆
今回は, 理系の研究職に興味があるみなさん(いますよね…?)に, どのようなルートで研究者になるのかを簡単にお話ししようと思います!
最初に大まかな流れをお話しします. 当然みなさん大学には行くと思いますが, 学部の4年間(学部よっては6年間)を終えたあと, 大学院に進学する必要があります. 多くの人は大学院に進学しても, 2年間で, つまり修士まで終えて就職していきます. 研究職を志望するみなさんは, そこから博士課程に進学し, さらに3年間(3年間が標準ですが, 人によってはもっと短かったり長かったりします)研究をすることになります. 無事に博士号を取得し大学院を卒業して, ポスドクと呼ばれる, 任期付き(雇用期間が数年と決まっているということです)の研究職に就き, 何年かポスドクとして頑張って, その後助教, 准教授, 教授…といった任期なしのポジションに…という流れになっています. (すでに機関によっては助教も任期付きになっているとか…)
こうやって書いてしまうと, なんてことないように思うかもしれませんが, 修士と博士でも大きく違います. さらに, これはある研究者に聞いた話ですが, 一番しんどかったのは, 博士を終えたあとに任期なしのポジションに就くまでの期間だったそうです.
もっと言えば, 成果が出ていれば必ず任期なしの職に就けるとも限らないのが現実で, 研究機関のポストは倍率が何十倍という恐ろしい戦いになります. 博士課程を1年半で終えるようなめちゃくちゃすごい研究者でさえ, 任期なしのポジションに就くのに10回くらい落選したそうです. そのため, 僕もよく聞くのですが, 実力も当然必要だけど運とかタイミングも大事だそうです. 普通に就職するよりも楽そう, なんてことはまずあり得ないので, もし研究職を志望する理由が普通に就職したくない, という理由であればもう少し考えてみたほうが良いかもしれませんね.
まだ学部にすら入学していないみなさんに, 学部を卒業して大学院に入学して卒業した後の話をしても全然イメージが掴めないと思いますが, 自分がどういうことを勉強して, どういう研究をしてみたいのか, 今のうちから考えてみるのは非常に大切なことだと思います. 今後も学校の勉強や受験勉強をぜひ頑張ってください.
以上, 読んでくださりありがとうございました\(^o^)/