ブログ
2020年 12月 30日 選択 (東京工業大学理学院)
おっすおっす, 播田實です<( ‘ω^ )⌒☆
高2, 高1の皆さん, 早速ですが, なんのために, 何をするために大学進学を希望していますか?大学へ進学するということは, 専門学校へ行ったり, 就職して社会人として働いたりすることを, 諦めるあるいは何年か先延ばしにすることになります. つまり, 大学進学を選択することで, 大学進学を選択しなかった場合の可能性の多くを捨てている, ということです. 誤解を招かないために言っておきますが, 僕は大学進学をやめさせようとしているわけではありません. それだけ大きな選択をした(もしくはこれからする)ということがどういうことなのか, 改めてもう一度考えて欲しいのです. 最初の僕の質問に, 0.1秒くらいで答えられた人は, その調子で勉強して, そのまま大学生になって大学生活を楽しんでください. すぐに答えられなかった人, あるいは何も答えられなかった人のために, お話ししていきます.
大学進学を希望しているけれども, その理由・目的を聞かれると固まってしまう皆さん, もしかして他人のレールの上を歩んでいませんか?親に言われて〜とか, 友達はみんな大学行くし〜とか. もしあなたもその程度の理由で大学に行こうとしているのなら, はっきり言いますが大学に行く意味がありません. 今すぐ別の進路を考えてください. 大学は高校までの学校とは違います. 与えられた問題に, 想定されている答えのうち最も良い答えを素早く正確に答えることは求められません. これが求められるのは入試までです. 大学では, 自らが問いを立てて, それに自ら答えていく, ということがほとんどです. ここで立てる問いは答えがあるかどうかもわからない問い, 答えがあったとしてもすぐに答えが見つからない問いです. そのような営みの中で, なんの理由も目的もない人が何を得られますか?せいぜい友人関係程度でしょう. それだけでも貴重なのは間違いありませんが, 大学でなくてもそれは得られるものです. 大学進学を選択した, 他の選択肢を捨てたのであれば, それ相応のものを得て卒業するべきです. そのために, 今, 自分がなんのために, 何をするために大学へ進学しようとしているのか, これを皆さんには考えてほしいのです. これは普通に高校生活を送っていたら, すぐに見つかるようなものではありません. しかし, どこかのタイミングで, 先輩や大学教員や社会人の貴重な話を聞く機会があるとすれば, 大きなきっかけになります. その全てのチャンスは東進にありますよね. ぜひ積極的にそのようなイベントに参加し, 担任助手などに話を聞きにいきましょう. きっと何かしらのヒントがもらえます.
大学に進学する明確な理由・目的ができると, 今までなんとなくやってきた勉強にも気持ちが入ってきます. 勉強に対する見方が変わります. 本気でやりたいことを探してみてください. それが見つかっただけで, 人は大きく変わります. 自分を突き動かす原動力, それが「志」なんです. 皆さんにも最高の「志」が見つかりますように.
以上, 読んでくださりありがとうございました\(^o^)/